BIOGRAPHY

おおむらともこ 静岡生まれ。ニューヨーク在住ジャズバイオリニスト、作曲家。

ニューヨークで、自身のジャズグループの活動を行う他、様々なジャズアーティストと演奏活動をしている。自身のグループでは、日本人としてのルーツを探り、日本文化をテーマにした現代ジャズの自作の楽曲を演奏する『Roots Project』を2010年より開始。アルバム作品としては、『Roots』(2015, Inner Circle Music)、『Branches Vol. 1』(2020, Outside In Music)、『Branches Vol. 2』(2021, Outside In Music)と3作発表。GRAMMY.COMや、米雑誌ダウンビート、ジャズタイムス、公共のジャズラジオ局、WBGO等で取り上げられて好評を得ている。また、『Branches Vol. 1』、『Branches Vol. 2』共に、BandcampにてBest Of Jazzに選ばれた。米雑誌ダウンビートで、22015年から2021年と連続で批評家投票でヴァイオリンのRising Starに、2021年にはRising Star Violinistの1位に選ばれた。また、ニューヨークタイムス誌では『注目すべき才能』と紹介されている。

サイドウーマンとしては、Fabian AlmazanのBlue Note/Artist Shareデビューである『Rhizome』の録音、またパフォーマンスに参加、同じく、Fabian AlmazanのBiophilliaレーベルからの『Alcanza』の録音、演奏にも参加。また、Camila Mezaの『Amber』(Sony Masterworks)の録音、演奏にも参加。他、Paquito D'Rivera、Aubrey Johnson、Annie Chen、Kavita Shah、Vadim Neselovskyi、Joanna Wallfisch、Miho Hazama、Kenny Barron、Christian McBride、Jonathan Blake Jr. 等とも共演、録音をしている。

横浜国立大学のジャズ研にてジャズを独学で始める。大学卒業後、アメリカでジャズを学ぶ決心をし、アルバイトで資金を貯めた後、ボストンのバークリー音楽院に入学。即興演奏を、Hal Crook, George Garzone, Ed Tomassi, Matt Glaser, Rob Thomas, Christian Howes等に師事。 在学中に同校から即興演奏部門のRoy Haynes Awardを受賞。2008年10月にセルフプロデュースであるデビューアルバム、”Visions”をりリリース。ジャズの活動を続ける他、ワールドミュージックのグループ、Guy Mendilow Bandや、アイルランド音楽のバンド、RUNAのフィドラーとしてアメリカ国内を5年間ほどの演奏旅行をした。

2010年よりブルックリン、NYに拠点を移し、2015年1月 にGreg Osbyのレーベル、Inner Circle Musicよりセカンドアルバム『Roots』をリリース。2017年7月にはサードアルバム『Post Bop Gypsies』を同じくInner Circle Musicレーベルよりリリース。ビバップ以降のジャズをテーマに、ヴァイオリン、ギター、ベースのトリオ編成。

2014年には、ポーランドで開かれた、Zbigniew Seifert International Jazz Violin Competitionにセミファイナリストとして参加。

現在、パートナーのGlenn Zaleskiと息子と一緒に、ニューヨークのブルックリンに住んでいる。